第一回振り返り
( 2019/10/07 )
まとめとほんのちょっと考察。
6話が終わりました。
かつてどこかで見たんですが「深夜アニメ(1クール)の良し悪しは3話まで見て決めろ」というものがありまして、その通りだなと思います。
仮面ライダーは50話弱ありますから、この「6話」というのが一つのターニングポイントであると個人的には思っています。
クウガでは青のクウガことドラゴンフォームが初登場でしたし、龍騎では最初のライダーバトル脱落者が出ました。
電王では二人目のイマジン・ウラタロスが仲間になり、オーズではメダジャリバーが登場…だったような気がします。あとは覚えてません。
(追記:見返してみたらメダジャリバーはもっと前でした)
そんなわけでゼロワンも6話ですから、ざっくり振り返ります。
実は今まで、こんな感じでがっつり考えながらライダーを見たことなかったので、楽しいです。
まずヒューマギアまわり。
「人工知能搭載人型ロボット」が正式名称でしたっけ。
この「ヒューマギア」という呼称は、単なる通称名なのか、飛電における商品名なのか、どちらなんでしょうか。
ヒューマギアに対しては「人工知能特別法」なる法律があるようで、第1条が「人間に危害を加えてはならない」第6条が「本人の許可無く実在の人物に酷似したヒューマギアを作ってはならない」あたりですね。
或人のお父さんがヒューマギアのような回想がありましたが、この「本人に許可なく」ってところがミソでしょうか。だとしたら或人のお父さんは、自ら望んで自分と同じ容姿のヒューマギアを作ったってことですよね。
このヒューマギアに自我が芽生え始めることを「シンギュラリティ」って呼ぶんですか?それが起きるとゼツメライザーとゼツメライズキーでマギア化してしまいます。
マギアのモチーフは現実世界で既に絶滅した動物がモチーフらしいですね。後々ニホンオオカミとか出るんでしょうか。
ところでゼツメライズキーとプログライズキーって似てますよね。オオカミ…あっ…っとなるかどうかはさておき。
ところでマギアによる有線ハッキング、イズだけスルーしますね。このへんもまだ謎です。
仮面ライダーまわり。
ゼロワンが強化スーツなのに対して、バルカンとバルキリーは単なるアーマーなんですよね。多少の強化はされるでしょうが。今後、不破さんと唯阿さんの素面戦闘にも期待です。
迅がどっちなのかというとどちらとも違うようで、迅は本体がヒューマギアなので、それを保護するためのスーツのようです。たぶん。
衝撃を受けやすい部位だけはアーマーで覆ってる、とのことで、どちらかというとAIMSの方に近いでしょうか。
プログライズキーで変身したりフォームチェンジしたりしますが、どうやらこのキー、互換性があるようです。ガシャットのように。
今後、プログライズキーの奪い合いになるのですね。
物語の始まりは12年前に起きたというデイブレイクなのでしょうが、副社長の感じからして、デイブレイクに飛電は関わってそうですね。
デイブレイクはざっくり言うとヒューマギアの一斉暴走とか確かそんな感じでした。
そのデイブレイクに深く関与していたのが滅亡迅雷で、今のところメインの敵です。
その滅亡迅雷が復活を望む「アーク」と、AIMSが復活を望んでるのか危惧してるのかわかりませんが注目してる「箱舟」なるもの。
箱舟復活の鍵は或人だそうです。
このアークと箱舟が同じものなら、今後或人は滅亡迅雷からもAIMSからも狙われる展開になりそうですね。
不破さんはそのデイブレイクで怖い思いをしたので、ヒューマギア絶対殺すマンと化しました。
6話のメインが迅でしたので、どうしても迅メインの考察にはなりますが、迅はヒューマギアでありながら、耳にデバイスがありませんでした。
それどころか、自分がヒューマギアなのもわかってなさそうでした。
そもそも迅が生まれたのはいつなんでしょうか。12年前の旧式ヒューマギアなんでしょうか。
もしあの耳のデバイスが外せるものだとして、それを外すことで「自分がヒューマギアであるということを忘れてしまう」んだとしたら、誰がヒューマギアなのかわからなくなってきますね。
或人や不破さんがヒューマギアでした、っていう可能性も出てきます。
或人といえば、ゼロワンの変身システムというか、変身途中の形態がヒューマギアに似ているのも気になるところ。
2話では不破さんがヒューマギアと見間違えてましたし、ゼロワンの見た目はヒューマギアにとても近いのかもしれないです。あの世界の人々の目には。
もしかして本来はヒューマギアが装着する前提のシステムだったのでは?と思いますし、そうなると「飛電の社長にもヒューマギアが就任するはずだった」可能性も出てくるわけです。
それどころか「或人がヒューマギア」という可能性も本当にあります。
6話に出てきたセイネが、モデルになった人物の記憶があるような様子を見せていましたし、或人が覚えている幼少期の記憶は、「人間の或人」の記憶で、その人間の或人は既に他界しており、今の或人はその姿と記憶を受け継いだヒューマギア、という可能性。
1話で或人の脳は衛星に無線接続され、5秒でマニュアルをラーニングできるほどの処理速度を有していましたが、人間の脳ってその情報量に耐えられるものなんでしょうか。
それができたもの或人がヒューマギアだから、と考えると納得できそうです。どうなんでしょう。
話は迅に戻りますが、6話までを大まかに見返したところ、迅が何かを「欲しい」「したい」と初めて意思を表示したのは5話の冒頭でした。
4話のラストで滅が変身したのを見ての発言でした。この自我の芽生えが6話に繋がります。
迅、6話では芽生えかけた自我をリセットされてしまいましたが、4話のアンナのように、いずれ自分の意思で接続を拒否することがあるかもしれないですね。その時が迅にとっても滅にとってもターニングポイントになりそうです。
迅に同情するわけではないですが、何も知らないまま滅に言われるがままヒューマギアたちのマギア化をさせられてたんですよね。何も知らないからって許せることじゃないにしても、自我が芽生え始めてマギア化を躊躇ったところに、その芽生え始めた自我を他でもない滅に消されてしまって…何ともつらいですね。
ところで1話で滅は「飛電の社長が死んだ。マギア作戦を実行に移す」と言ってました。
これまではおじいちゃんがいたからヒューマギアをマギア化させることができなかった、ということでしょうね。
おじいちゃんが何かしらの抑止力を持っていたことになります。何なんでしょう。
と、ここまでが6話までのまとめでした。本当にただまとめただけです。考察もへったくれもあったもんじゃないです。
ここまでのまとめを一つ出すとするならば「クリスマスを越えられないのは迅かイズか不破さんか」といったところですね。
今後の見どころ…というか見どころしかないんですが、デイブレイクのさらなる真実はもっと知りたいですね。
あと滅亡迅雷の目的。個人的に滅亡迅雷の目的は人類の絶滅ではなく、「ヒューマギアを暴走させてゼロワンたちに倒させる、要はヒューマギアを滅ぼすこと」なんじゃないかとちょっと思ってます。これは単なる深読みなので根拠は全く無いです。
ともあれ、AIMSも飛電も滅亡迅雷も、まだ謎が多すぎますね。
まだ6話なのでね。やっと役者が出揃った感じですね。今後楽しみです。